Q&A
Psychologist
Japanese Psychologist
Therapy Japanese
1
どんな時にカウンセリングを求めたらいいのでしょうか。
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やらなければならないことはたくさんあるのに、やる気がでない
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物事をくよくよと考えすぎる
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考えることが苦しいので、なるべく避ける
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周りの環境の変化にうまくついていけずにストレスを感じる
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問題の原因はわかっているけれど、解決しようとしてもうまくいかずに悩む
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誰かに相談したいけれど家族や友達には言いにくい
これらは診療に来られる方によく見られる症例の一部です。
もしあなたが不安や悩み、ストレスなどを感じているとき、自分の心の中にすべて溜め込む必要はありません。NPESでは、現在の辛い状況を乗り越えて、人生をもっと楽しく豊かに過ごしていくためのお手伝いをさせていただきます。
2
サイコセラピーとはなんですか。
サイコセラピーに関しては様々な誤った認識があります。
(http://www.apa.org/helpcenter/psychotherapy-myths.aspx).
サイコセラピーとはセラピストが科学に基づいた治療方法を用い、患者が健康的で効果的なスキルを身につけていくプロセスをいいます。
サイコセラピーはセラピストと患者との対話の上に成り立ち、一緒に問題を見つめ、目標を立て、困難に立ち向かう勇気とスキルを身につけます。
問題を解決することで成長し、それによって得た経験やスキルで今後の人生の困難をも克服し、自分の目標とする道を進んでいけるようにお手伝いいたします。
一人で悩んでいては解決できないこともあります。お気軽にご相談下さい。
3
お薬の処方はしていますか。
現在、NPESではお薬は処方しておりません。
薬を使用せず、認知行動療法などを行うため、長期的なセラピーの効果が期待できます。
4
子供がセラピーを受けたがらない場合はどうしたらいいでしょうか。
ペアレントトレーニングというサービスを提供しております。サービスを通して、環境を整え、よりスムーズな日々が送れるようお手伝いします。
詳しくは、こちらもぜひご覧ください。
5
健康保険は使えますか?
NPESは、フィーフォーサービス(Fee For Service) と呼ばれる診療毎の個別支払い方法を用いております。
アメリカの管理医療制度(Managed Care)では保険会社と契約するネットワーク(In Network)がありますが、NPESは保険会社と契約を持たないアウトオブネットワーク (Out of Network) に入ります。
ネットワークに入らない理由としては、
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アメリカの管理医療制度(Managed Care)に適合するための長期的な治療の記録が必要となり、その診断報告に基づいて、セラピストではなく保険会社がその治療が必要か否かを判断する
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保険会社に診断の内容を報告する場合、必ずしも秘匿性の高い個人のデータが守られるという保証はない
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保険を利用する場合、治療法や治療回数に制限が設けられる
などがあげられます。
当相談所では、守秘義務を遵守するとともに、保険会社を通さず、直接患者様とセラピストとの対話の中で、患者様の目的に合った治療計画を立てたいと考えています。
6
アメリカのメンタルヘルスの資格とはどういうものですか。
アメリカのメンタルヘルスに関わる専門職は州によって厳しく管理されています。従って、免許は州ごとに発行され、それぞれ取得条件も異なります。
アメリカでの免許取得には基本的に大学院、実務経験、資格試験が必要です。以下がカリフォルニア州の免許です。
サイコロジスト (Psychologist)
サイコロジストは最新の心理学、行動科学の研究や診療の技術、経験に基づいた治療方法を用いて、人生で直面するあらゆる問題をより効果的に解決していけるようにサポートするためのトレーニングを受けています。
個人の価値観や目標、状況を考慮に入れ、治療の目的を特定して、どのようにすれば進展が見られるかを判断し、患者と一緒に問題に取り組んでいきます。
サイコロジストは博士号取得、3000時間の実務経験、二つの資格試験を合格することで取得できる免許です。学士号取得後平均取得期間は6~8年(PhD)、4~6年(PsyD, EdD)です。NPESの中島医師は、サイコロジストの免許を取得しています。
サイカイアトリスト(精神科医 Psychiatrist)
メンタルヘルスや薬物乱用障害の診断、治療、そして予防のトレーニングを受けた専門医です。
医学の観点からメンタルヘルスを取り扱っており、薬を処方できます。
サイコロジストと違うところは、サイカイアトリストは心理学や行動科学からの治療法のトレーニングが限られていることです。
サイカイアトリストは48か月の実務経験後、資格試験に合格することで取得できます。学士号取得後平均取得期間は8年です。
結婚家族セラピスト (Licensed Marriage and Family therapist)
結婚家族セラピストは人間関係を専門とし、個人、カップル、家族、そしてグループを評価、診断、治療し、より適切な結婚、家族、そして社会的な適応を目指して治療するためのトレーニングを受けています。
結婚家族セラピストは修士号取得、3000時間の実務経験後、資格試験を合格することで取得出来る免許です。学士号取得後、平均取得期間は2~3年です。
臨床ソーシャルワーカー(Licensed Clinical Social worker)
臨床ソーシャルワーカーは、人々の問題解決や処理能力を向上させたり、必要な資源を手に入れ、個人や人々の間の関係や環境の相互作用を促進したりと、多岐にわたって社会に大きな影響を与える仕事です。
臨床ソーシャルワーカーは修士号を取得し、3200時間の実務経験後に資格試験に合格することで取得できる免許です。学士号取得後、平均取得期間は2~4年です。
日本のメンタルヘルス専門の資格
日本では今までメンタルヘルスに関する国家資格が存在していませんでした。しかし2015年9月に「公認心理師法」が衆参本会議で可決、成立し、2017年度に施行の見込みです。
最初の数年は経過措置という方法に基づいて受験資格が与えられ、数年後に公認心理師のカリキュラムを大学・大学院で履修し、終了した人を基本として受験資格が得られます。
(公認心理師推進ネットワークより)
臨床心理士
公益財団法人「日本臨床心理士資格認定協会」の資格試験に合格することで取得できます。受験は、臨床心理士養成に関する指定大学院または専門職大学院の終了を基本としています。
一次試験、二次試験があり、資格審査試験に合格後に交付手続きをすると取得できますが、この資格は5年ごとの更新が必要です。
基本的に7~8年で取得できる資格です。(学部課程+大学院課程+α)
臨床発達心理士
一般財団法人「臨床発達心理士認定運営機構」が実施する試験に合格すると取得できる民間資格です。
発達心理学隣接諸科学大学院修士課程修了者、あるいは臨床発達心理に関する実務経験者が試験に合格することで取得できる資格です。
認定心理士
公益社団法人「日本心理学会」が認定する民間の資格です。
資格取得のための試験はなく、同学会が指定する心理学の単位を大学で取得し、認定申請をして審査通過後に認定を受けることができます。
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NPESでは患者様にとってよりよい判断をするための参考に、様々な情報を提供しております。他にもお聞きしたいことがあれば、お気軽にご質問ください。出来る限りお答えいたします。
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